看護管理者にはどんな役職がある?

国家試験を受かって看護師になっても、そこがゴールではありません。看護師になってから新人として医療機関に就職し、知識や技術を増やしながらキャリアを積んで成長していきます。キャリアを積むにつれて管理職の看護管理者、あるいは専門看護師などの特定分野のスペシャリスト、研究者など自分の目指すキャリアプランの方向が定まってきます。看護管理者はスタッフや物質、財政を活用してチームを管理しマネジメントを行います。その役職は、看護部長・看護師長・看護主任の主に3つで、それぞれ業務内容は異なるものです。看護主任と看護師長を経て、看護部長になります。

看護部門トップの看護部長は、病院の運営に携わります。人事や研修計画を組んだり、院長の補佐を行ったりするのは看護部長の業務です。各医療機関に看護部長は1人だけで、副院長と兼任する場合も珍しくありません。看護部長になるには、看護師長を10年以上経験して実績を積むことが求められます。看護師長は、病棟のスタッフをマネジメントします。看護研究を進めて各病棟の看護師長同士で連携をとり、スムーズに業務が行われるように取り計らいます。看護師長になる目安は、看護師としての臨床経験10年~20年です。看護主任は所属する病棟や診療科で、スタッフや業務の管理を行います。また、看護師と管理職との橋渡しをするのも看護主任の仕事です。シフト管理やベッド管理なども看護主任の役割で、看護師として10年以上経験を積んでいることが看護主任には求められます。

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